ポケモンGOプレー中の交通事故報道でゲーム名を出すのは当然のこと
大人気スマホゲームの「ポケモンGO」、面白いですね。
私も日本でのリリース直後からプレーしていますが、飽きもせず、いまだにやり続けています。
そんなポケモンGOにここ最近、気になるニュースが続いています。
自動車の運転中にポケモンGOをプレーして、死亡事故を起こしてしまったというこれらの記事。
ポケモンGOはスマホの位置情報を利用したゲームなので、移動手段があるとプレーに有利。そんな理由で、自動車や自転車など、移動しながらプレーする危険な人たちがいるようです。
ポケモン報道に物申す人たち
ここからが本題ですが、そんなポケモンGOの事故報道に対して、疑問を呈す人たちのツイートが賑わっています。
いっぱいありますが、代表的なものはこの辺でしょうか。
過去にもスマホに気をとられたことが原因の死亡事故って、報道されてましたが、具体的なアプリ名は明かされてませんよね。でも、ポケモンGOだと、まるでそれが原因であるかのように報道されるのは、テレビ番組のスポンサーではなかったり、新聞に広告出してなかったりするから……?
— 森奈津子@コミケありがとうございました (@MORI_Natsuko) 2016年8月25日
ポケモンGO死亡事故の件、飲酒運転ではお酒の商品名は出ないのに「スマホを操作中」と書かずに「ポケモンGOをプレイ中に」と名指しで否定してくる理由を考えると、如何に日本の報道がネジ曲がっているかよくわかるので、若者にはその点を強調して伝えると良い教育になると思う。
— でろりん (@derorinkuma) 2016年8月26日
マスコミの多くがポケモンGO操作中の死亡事故を待ち望んでいた、という印象が否めないです。単にスマホ脇見運転でしかなく、携帯・スマホの脇見運転が命に関わる最大の問題であるのに、ポケモンGOという話題の言葉を優先するのは、マスコミの報道重視、人命軽視のスタンスと認識します
— 翼が折れたきたきつね。もふもふ (@northfox_wind) 2016年8月24日
もちろん、ポケモンGOが社会現象になるほど話題のスマホゲームだから名前を出されている、という側面はあるかもしれませんが、ポケモンGOが位置情報を利用したゲームで、有利にプレーするための移動手段として自動車が使われる点を考えれば、ただの運転中のスマホ利用とは一線を画しているといえるのではないでしょうか。
「飲酒運転してもお酒の商品名は出ないのに」という意見がありましたが、それは至極当たり前のこと。アルコールの度合いを示すために酒の種類をニュースに載せることはありますが、「サントリーシングルモルト山崎12年を…」のように説明する必要は無いのですから。 その商品だけに事故を起こさせる独自な要因があるわけではないのに、それとポケモンGOプレー中の事故を同列に扱うのはあまりにも無理があります。
いままでにも位置情報ゲームは存在していましたが、ここまで一般に認知されたものはポケモンGOが初めてでしょう。モンストやドラクエのために自動車に乗る人はいませんが、ポケモンGOの場合は自動車に乗ることに明確なメリットがあり、ひいては「ポケモンGOが誘発した事故」と言えなくはないのです(もちろん全ての責任は運転者にあります)。
私もポケモンGOをプレーしているので、ポケモンGOを悪者にされるのは嫌ですが、だからといって的外れの擁護をしてマスコミ批判に捻じ曲げるのは筋違い。
こういう浅はかなポケモン擁護にうっかり同調してしまわないよう、気をつけたいものです。