マナーの悪さを注意された選手が逆ギレ?ダーツプロの試合中にトラブルが発生

今回はダーツのお話。

ダーツにはハードダーツとソフトダーツがあって、コルク等でできたボードに金属のティップ(針)を刺すのがハード、電子制御されたボードにプラスチック製のティップで投げるのがソフトですが、どちらにもプロライセンスがあり、プロ選手によるトーナメントが開催されています。

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先日静岡ではソフトダーツのプロツアー「SOFT DARTS PROFESSIONAL TOUR JAPAN 2016 STAGE9」が開催されたのですが、そこでプロ選手同士によるトラブルが起こりました。

トラブルになったのは木山幸彦プロと松永和幸プロの試合で、お互い2レグずつを取り、勝負が決まる最終レグのクリケット(陣取りゲーム)の場面。


こちらがその動画です。



木山幸彦-キレる-JAPAN-2016-STAGE-9--SOFT-DARTS... 投稿者 kiyamakiyama

先行の松永プロ(緑&黄色のシャツ)が順調にトリプル(内側の細い部分)に入れてナンバーをオープンするのに対し、木山プロ(黒のシャツ)は不調でシングル2本入れるのがやっと。
イラつきを露わにし、舌打ちしたり、「あーもう!」と声を荒げたり。
さらには松永プロのスローイング中に声を出したようで(56秒あたり)、松永プロが中断して直接注意する場面も。

ゴルフなどと同様、ダーツでは相手が投げているときは静かに、妨害をしないというのが基本のマナーで、プレイヤーなら当然理解していること。

ところが動画を見ると、それに対して木山プロが逆ギレ気味に言い返している様子が!

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その後、ところどころ中断がありながらも試合は続行され、松永プロがこの最終レグを制し、木山プロはトーナメント敗退となりました。

試合後も穏やかではない様子の両選手。

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会場で観戦した人たちはこのトラブルを目の当たりにしていますし、さらにこの試合は「SOFT DARTS PROFESSIONAL TOUR JAPAN 2016」の公式サイトでストリーミング中継されていたので、多くの人が目にすることになりました。

当然、ネット上では木山プロの態度の悪さを批判する声が多数。

しかし、大会から2週間近く経つ現在も、運営側からこの件についての公式なアナウンスは無く、オンデマンド用に公開された試合映像からは問題の部分がごっそりカットされ、つぎはぎだらけのものになっています。

japan-darts.tv

 

大会の規則には「公序良俗に反する行為、スポーツマンシップに反する行為を行った場合」は1年間の出場停止処分が下される旨が定められているのですが……

大会概要|JAPAN 2013|SOFT DARTS PROFESSIONAL TOUR JAPAN OFFICIAL WEBSITE


当の木山プロも、大会後に自身のブログを更新しましたが、「対戦相手とちょっとあったけど、謝罪もあったし、俺もきをつけてたらよかったし、そっとしといてよん」と、この件に触れてほしくないと要望。

ameblo.jp

 

もちろん今回の揉め事は当事者間のものでしょうけど、プロとして一般の観衆に公開された試合の中で起きたトラブルには、なにかアナウンスがあってしかるべきではないかと思います。
プロトーナメントにはスポンサーがいて、そのスポンサーの商品を一般のダーツプレイヤーが購入し、廻り回ってプロ選手を支えている訳ですから。

日本では社会的地位がまだ十分認められていないダーツプロですが、こんなことやってたら地位向上なんて夢のまた夢ですね。