「日テレ24時間テレビで両脚マヒの少年に対する虐待シーンがあった」はデマ

またデマが蔓延しているようです。
今度は27日から28日にかけて放送された日テレの24時間テレビが標的に。

24時間テレビの富士登頂企画で虐待?


両脚にマヒがある少年が富士山の登頂を目指すという企画で、同行した父親が暴力をふるうシーンが映されていたとネットメディア・ブログを中心に紹介されています。

 

blog.esuteru.com

jin115.com

sirabee.com

blog.livedoor.jp

 

いずれも、「両脚マヒの少年を無理矢理立たせようとした」「途中で座り込んだ息子に父親がブチ切れた」「頭部を叩いた」というようなもの。
情報の発信源はツイッターに掲載されたGIF動画のようです。

 

実際はどうだったのか


では実際はどうだったのかというと、これは山頂に到達した少年を父親が讃えているシーンで、喜んでいるシーンや頬をさすっている部分をカットしたGIF動画だったため、いかにも虐待っぽく見えていただけでした。

 

登頂成功でハイテンションになってるせいか、お父さんの喜び方も荒々しい感じになっていますが、前後の流れを見ていれば虐待ではないのは明らか。
そもそも山頂ゴール後の出来事なのに、「途中で座り込んだ少年を無理矢理…」というのは酷い誤りです。

個人が発信するツイッターは、情報が玉石混淆となっているため、ソースにする場合は慎重な裏取りが必要なのですが、上記のネットメディアはそれを怠り、目耳を集めそうな醜聞としてアクセス稼ぎをしたのでしょう。
このような「やらかし」に対して、それぞれのサイトがどのように訂正・謝罪をするのか、今後の動きが注目ポイントですね。

まさかそのまま知らんぷり…なんてしないよね?